2020年春から楽天ペイからSuicaが発行できるようになりました。楽天ペイアプリからSuicaにチャージでき、楽天スーパーポイントが貯まるなどますます便利になります。しかし、楽天ペイを使ったことがない方にとってはいったいどんなメリットがあるのか、どんなふうに使えばいいのかよく分からないかと思います。そこで今回は楽天ペイのメリット・デメリット、使い方について解説します。
目次
楽天ペイとは
楽天ペイとは楽天グループが運営するアプリ決済サービスです。街中での買い物やネットショッピングの際に、アプリを開いてQRコードをかざすだけでキャッシュレス支払いができます。クレジットカードのように暗証番号やサインをする必要がなく、スピーディーな決済ができるのが魅力です。クレジットカードを登録しておくことで、事前のチャージもいりません。楽天ペイを導入している店舗は多く、コンビニやレストラン、ファストフード店、居酒屋、ネットショップなど様々なシーンで使えます。
楽天ペイのメリット
楽天ペイには次のようなメリットがあります。
■スマホひとつで決済ができて便利
楽天ペイがあればスマホだけで決済ができるので、財布を持ち歩かなくてもよくなります。すぐ近くのコンビニに買い物に行くときなど、財布だけを持っていくのが面倒に感じるときに便利です。レジで小銭を探したり、受け取ったりする手間も省けるため快適に支払いが完了します。
■楽天スーパーポイントが貯まる
楽天ペイで支払いをすると200円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが付与されます。ポイント還元率は0.5%で、さらに楽天カードを登録しておくことで100円ごとに1ポイント貯まり、還元率は1.5%にアップします。楽天カードでクレカ払いするよりもポイントがどんどん貯まってお得です。
楽天ペイのデメリット
楽天ペイはメリットだけではなく、次のようなデメリットもあります。
■利用金額に上限がある
店舗によっては利用金額に上限が設定されています。一般的には1回当たり50万円が上限ですがコンビニでは4,000円までしか決済できません。コンビニで4,000円以上買い物をする方にとっては不便です。
■セルフペイで入力を間違えると手続きが面倒
支払い方法を「セルフ(セルフペイ)」にして、支払先の店舗や金額を間違えてしまうと、取り消すのに手間がかかります。当日かつ店の営業時間内であれば店舗で取り消しできますが、翌日以降は楽天ペイカスタマーデスクに電話をかけて取り消し依頼をします。
楽天ペイの使い方
楽天ペイの支払い方法には「コード」「QR払い」「セルフ」の3通りのやり方があります。
「コード」では、アプリを起動させてバーコードを表示させたらお店の機械で読み取ってもらいます。支払い完了画面に変わったら決済完了です。
「QR払い」も「コード」同様アプリで読み取り用QRコードを表示させます。お店側がQRコードを読み取ったら金額を入力して確認ボタンを押したら完了です。
「セルフ」はアプリのお支払方法画面で使用する店を選択してから金額を入力します。
一番時短かつ簡単にできる方法が「コード」なので、コード払い対応店舗であればコード払いを選択しましょう。
楽天ペイと楽天Edyの違いとは
楽天グループの決済方法には楽天Edyもありますが、違いは何なのでしょうか。簡単にいうと楽天ペイはスマホで完結する決済アプリで、楽天Edyは電子マネーです。
楽天Edyもコンビニや居酒屋など対応店舗数が多く、お店の端末に楽天Edyカードやおサイフケータイをかざすだけで決済できます。しかし、事前にチャージしておく必要があります。
一方、楽天ペイはクレジットカードを登録しておくと支払い時にクレジットカードから引き落としされるためチャージの手間が省けます。おサイフケータイ非対応機種でもアプリをインストールしておけば使用可能です。
楽天Edyは今後楽天ペイと統合予定なので、これから使い始めるのであれば楽天ペイをおすすめします。
2020年春からSuica発行可能で何が変わる?
2019年6月5日、楽天ペイとJR東日本が業務連携し、楽天ペイアプリでSuicaの発行ができるようになることを発表しました。サービスの開始は2020年春を予定しており、アプリ内でSuicaにチャージすると楽天スーパーポイントが付与されます。当面はおサイフケータイ対応のAndroid端末のみで利用可能となり、iOS端末への導入は検討中です。
今まで「モバイルSuica」は楽天カードからチャージすることが可能でしたが、ポイント付与対象外でした。楽天ペイがSuicaに対応したことでポイントが貯められるようになり、通勤や通学でSuicaをよく利用しており、楽天ポイントを貯めたい方にとってはメリットが大きいです。
最後に
楽天ペイはスマホアプリで決済できるサービスで、クレジットカードよりもスピーディーに支払いできます。Suicaと業務連携したことで、買い物だけではなく鉄道やバス利用でもポイントが貯まります。楽天ポイントを効率よく貯めたい方は、楽天ペイを使ってみてはいかがですか。