スッキリとした住空間で快適に過ごしたいものですね。でも、「片付けが苦手」、「いろいろな収納術を試したけどダメだった」とあきらめていませんか。整理整頓は“家”と“物”だけで考えると成果は上がりません。自分の“性格”も片づけに重要なのです。性格を3つに分類すれば、「片づけできない人」のレッテルを見事にはがせますよ。ぜひ、自分がどのタイプか見付けて、家族を驚かせましょう。
目次
自分に合った整理整頓方法を見つける
整理整頓の方法や収納術など目からうろこの知恵は多く紹介されています。
本でもインターネット、近所の家事上手な奥さまからでも教えてもらえます。
しかし、整理整頓とはスポーツと一緒です。みんなが同じ練習をしても、同じようには上手くなりません。100人いれば、100通りの片づけ方法があってもいいのです。
自分を“3つのタイプ”に分け、それに合った整理整頓の術を採り入れることが重要です。
- 捨てられないタイプ…物を捨てられない。家の中が物であふれている
- 散らかしタイプ…散らかっていても気にしない。出したら出しっぱなし
- ゴチャゴチャタイプ…押し入れ、引き出しなど見えないところに詰め込む
部屋の散らかり具合、押し入れの中を確認するなどして、自分がどのタイプの傾向が強いのか見付けてみましょう。
3タイプ別の整理整頓方法のコツ
■捨てられないタイプ
“もったいない”この魔法の言葉にずっと縛られているタイプです。物が捨てられないと、どんなに広い家に住んでも、整理整頓ができるはずがありません。
不用品を捨てる
全て「いる」と判断しまいがちですが、「いる・いらない」の基準を作りましょう。
「いる物」とは、
- 生活に必ず必要な物
- 頻繁に使う物
- ときどき使う物(季節物など)
- 思い出の品
この4つしかありません。
何年も着ていない服や使っていない雑貨類など、「あとで困らないかな」なんて絶対に思わないことです。思い切って処分をしないと、この先、絶対に片づけができません。
例えば、毎月20日を「整理整頓の日」と決めてダンボール1つ分だけ処分する習慣を付けてみましょう。
また、このタイプは物をどんどん積み上げてしまいます。ため置きする場所を減らすことも整理整頓上手への近道です。
■散らかしタイプ
出しっぱなし、使いっぱなしでも気にならないタイプです。その場に脱いだズボンをポン、本をポンと置いて、次の行動に入っていきます。失せ物が多く、必要になったときに探し回る羽目になってしまいます。
指定席を決める
スポーツ観戦で席が全く決まっていなければ、会場は大混乱です。
大まかでいいので、外野席、バックネット裏など種類・用途別に収納場所を決めましょう。
細かく置き場所を決めてしまうと、後々面倒になるので、“大まか”が整理整頓上手へのコツ。
また、最初はそのつど整理整頓をするのが難しいかもしれません。
例えば、毎夜10分間を片づけタイムにするなど、習慣を付けるのがおすすめです。その内、「使ったら元に戻す」習慣が身についていきます。
■ゴチャゴチャタイプ
一見すると、部屋は片づいているように見えます。でも、押し入れや引き出しを開けてみると……。不要になったものまで、ギュウギュウに詰め込まれていませんか。
整理整頓は得意なので、あとは細かく分類することを意識してみましょう。
細かく整理する
外はキレイに片づけできているタイプなので、あとは見えない場所を細かく整理すれば、スッキリ快適空間まであと一歩です。最初にすることは、見えない場所にあるゴチャゴチャした物を全部、外に出してしまい「いる・いらない」で仕分けします。いらない物は思い切って処分しましょう。処分をしたら、同じ場所に戻すのではなく、使う場所の近くに分けて収納していきます。
また、どんどん収納してしまいがちなので、見える場所に仮置きスペースを作るといいでしょう。その後、まとめて整理していくと使いやすい収納ができます。
整理整頓のメリット
整理整頓を上手く行うことで、探し物がグッと減ります。限られた人生の中で、探し物に使う時間がなくなれば、それだけ丸儲けです。“整理整頓”とは、近所のスーパーのタイムセールとは比べられないほど、“お得”なのです。
そして、片づけは家の中だけのことではありません。
オフィスのデスク、引き出しをスッキリ整理整頓できれば、それだけで生産性が上がるのではないでしょうか。問い合わせに迅速に対応でき、常に最新の情報を引き出せれば、どれだけ仕事がスムーズにはかどるでしょう。
整理整頓された快適な空間であれば、それだけ精神的に気持ちがいいものです。
心に余裕が生まれれば、生活の質を向上させることもできるでしょう。
自分を3つのタイプのどれに当てはまるのか見極めて、整理整頓を習慣づけていけば、必ず自分にベストな収納方法が見つかります。